レイキと引き寄せと音信不通

引き寄せにチャレンジするようになって2年。といっても、お休みしている期間も長かったけど。

 

きっかけは、ある人と付き合ったこと。その人は本当に連絡無精で、毎日不安で不安でたまらなかった。だから、引き寄せに興味をもった。結婚してしまえば、その不安から逃れられる。そう思った。でも、1年以上の音信不通の末、いろいろあって最後はストーカー扱いされ、恐怖を感じた、もう二度と連絡するなと言われる結果に終わった。

 

引き寄せなんて意味がないじゃないか。そう思った。結局、常識が正しいのだ。連絡がとれなくなった時点で、無理なものは無理。さっさとあきらめておけばよかったんだ。そう思った。願えば叶うなんて。私は1年以上、願い続けていたのに、かなわなかった。そう思った。

 

でも、それは違ったんだ。私は引き寄せに加えレイキヒーリングを中級まで学んだんだけど、セルフヒーリングを繰り返す中で、そのことがだんだんわかってきた。引き寄せでは自愛が大事だといわれているが、私はその意味がようやく分かってきた。自分を本当に大事にしていれば、幸せを感じていれば、「彼から連絡が来ない」ことで不安になったりしない。「彼が~」「ほかの人が~」で不安になったりしない。それどころか、ほかの人に安心を与えることができる。その意味がようやくわかった。頭じゃない、心でわかった。

 

思えば、その彼と会う前、私は20キロのダイエットに成功していた。20キロだもの。もちろん大変だった。でも、ダイエットは私の潜在意識からの願望だったんだろう。それを実現することで、私は自分に自信をもつことができた。その結果、彼と出会った。全く何の関係もないと思っていたけれど、そうか、これは関係があった。自分を大事にした結果、自分の声を聴いた結果、願望がかなった。そう思った。

 

私の場合はダイエットだった。でも、例えば以前の私のように太っていたとしても、潜在意識から幸せを感じられているなら、同じように願いが実現されたのだろう。ダイエットを通じて、私は自分の声をきき、願いをかなえ、自分を大切にしたのだ。そのことが今、ようやくわかった。

 

でも、そのときはそれを理解していなかった。彼との交際が始まって、この人がいつかいなくなってしまう、ずっとそんな不安を感じていた。思えば忙しい中会いに来てくれていたし、できることをいろいろやってくれていた。でも私はずっと「メールが来ない」「なかなか会えない」、「ない」ばかりに目を向けていたんだ。そして欠乏感にどっぷり浸っていた。また、嫌われることを恐れ、自分をひたすら抑え、相手に合わせてばかりいた。自分も大切にしていなかった。その結果、彼との関係は悪くなった。エネルギー泥棒、と言われるが、まさに私はその状態で、彼からエネルギーを奪っていたと思う。全くそのときは自覚がなかったけどね。

 

連絡が取れなくなってから、1年以上、彼の連絡を待ち続けた。でも、ある日、心が壊れて、彼にたくさん連絡をした。職場に行くといった。そうしたら、返信がかえってきて、「ストーカー」「怖い」「警察に訴える」「職場に通告する」さんざんなことを言われた。でも、私はとっても満足したんだ。どうしてかわかる?ああ、「連絡がきた」と思ったんだ。もう彼との関係が駄目なことはわかっていた。ただ、「連絡が来ない」なんて、人のことを軽視した振る舞いが本当にゆるせなかった。ラインでもいいから一言、「もう連絡しない」といったり、ラインブロックするなどして意思表示すればいいじゃない、どうして無視をするんだ、そう思った。彼のことが本当に本当に許せなかった。とにかく、「連絡が来ない」ことが許せなかったから、連絡がきたことに満足した。

 

彼から連絡が来た後、私は結婚相談所に登録して、何人かの人と交際した。いろいろな人がいたよ。ファーストコールの日時を連絡なく守らない人。思わせぶりな態度なのに、こちらが連絡しないと、一切連絡をしない人。すごく誘われ待ちをしている人。やっぱり思わせぶりなのに、忙しいからって、ほとんど会おうとしてくれない人。

 

その中で、一人、最高の条件の人に会った。私がずっとあこがれ続けた職業の人で、ファーストコールも守ってくれる、連絡もくれる、積極的に会おうとしてくれる、エスコートもしてくれる。ああ、やっと会えた。そう思った。でもね、その人ともダメになった。向こうは私に結婚のイメージができなったといっていた。負け惜しみじゃないけど、私もその人に対して同じことを思った。

結婚相談所なんだから当たり前だけど、好きになるところからじゃなくて、条件から入るんだよね。その人が求めるタイプ的な「条件」と私が合わなかったんだと思う。例えば、私は食べ物の好き嫌いが多いし、仕事人間で料理も苦手。家庭的とは対極にいる。でも、そういうところ、その人はきっと好きじゃなかったと思う。

 

その人とダメになったとき、なぜか前付き合っていた彼のことを思い出した。彼は私の好き嫌い、料理が苦手、それからうっかりしがちなところや、それを含めて、全部好きになってくれてたと思う。いろいろなことをしてくれたんだ、与えてくれたんだ。そこを見ないで、私は欠乏感にばかり目を向けていた。そして不安の海の中に浸かり、エネルギーを奪っていた。そのことに気が付いた。

 

もちろん、あそこまでのことを言われたし、音信不通の1年のことを考えると、彼を憎いと思う気持ち、それから恐怖もある。でも、もう一度彼に会いたい。そう思うようになった。会えるかどうかはわからない。ただ、もし会えたとしたら、感謝を伝えたい。会うことであの1年以上の苦しみに別れを告げられるような気がするし、そこからどうなるのかは大切な自分と相談してまた考えたいと思う。

 

ちなみに、結婚相談所の人との交際も考え方が変わったよ。「連絡してくれない」じゃなくて、「~してくれた」という視点で物事をみることができるようになった。前の自分は本当に飢えていて、傲慢だったなあと思う。私を成長させてくれた引き寄せ、そしてレイキに感謝しています。

 

長々とありがとう。自分が今感じていることを記録に残しておきたくて、ここに書きました。また何かあれば書き込みに来ます。